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Last update Tue Nov 27 20:25:04 2007

std.stdio

std.c.stdio を拡張する標準入出力関数です。 std.stdio を import すると、自動的に std.c.stdio も public に import されます。

class StdioException: object.Exception;
I/O エラーが起きたときに創出される例外です

void writef(...);
引数は format strings として整形され、stdout に出力されます。

void writefln(...);
writef と同じですが、 最後に改行が出呂されます。

void fwritef(FILE* fp,...);
writef と同じですが、 出力先が stdout ではなくストリーム fp になります。

void fwritefln(FILE* fp,...);
writefln と同じですが、 出力先が stdout ではなくストリーム fp になります。

string readln(FILE* fp = stdin);
ストリーム fp から1行読み込みます。

Returns:
ファイル終端ならば null、それ以外では 行末文字 '\n' を含めて1行 fp から読み込んで返します。

Params:
FILE* fp 入力ストリーム

Throws:
エラー時に StdioException

Example:
標準入力を読み込んで標準出力に書き出すサンプルです。
import std.stdio;

int main()
{
    char[] buf;
    while ((buf = readln()) != null)
	writef("%s", buf);
    return 0;
}


size_t readln(FILE* fp, ref char[] buf);
size_t readln(ref char[] buf);
ストリーム fp から行末文字 '\n' 込みで1行読み込み、 buf[] に格納します。

これはバッファを再利用できるため readln(FILE*) よりも早くなることが多いです。ただし、バッファを再利用すると言うことは、 前の結果が必要なケースではコピーを取っておく必要があることを意味しています。

Params:
_iobuf * fp input stream
char[] buf 結果の業データを格納するバッファ。必要に応じて buf はリサイズされます。

Returns:
ファイル終端では 0、 そうでなければ読み込まれたバイト数

Throws:
エラー時に StdioException

Example:
標準入力を読み込んで標準出力に書き出すサンプルです。
import std.stdio;

int main()
{
    char[] buf;
    while (readln(stdin, buf))
	writef("%s", buf);
    return 0;
}