D 2.0
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Last update Sun Dec 19 23:27:22 2010

core.sync.condition

condition モジュールは同期された条件チェックの機能を提供します。

License:
Boost License 1.0.

Authors:
Sean Kelly

Source:
core/sync/condition.d
class Condition;
このクラスは C.A.R. Hoare によって考案された条件変数の実装です。 ただし、"signal" は "notify" によって置き換えられ、 通知が送られた瞬間には制御が待ちスレッド側に移らないという意図を明確にしています。

this(Mutex m);
指定されたMutexに関連づけられた条件変数を初期化します。

Parameters:
Mutex m 関連づけたいMutex

Throws:
エラー時に SyncException

void wait();
通知があるまで待機します。

Throws:
エラー時に SyncException

bool wait(Duration val);
呼び出しスレッドを、通知があるか、 指定の時間が経過するまで待機させます。

Parameters:
Duration val 待つ時間。

In:
val には非負の値を指定すること

Throws:
エラー時に SyncException

Returns:
タイムアウト前に待機が解除されれば true、そうでなければ false

bool wait(long period);
呼び出しスレッドを、通知があるか、 指定の時間 period が経過するまで待機させます。

Parameters:
long period 待つ時間。100ナノ秒単位で指定します。値が大きすぎる場合、 実行中のプラットフォームで対応できる最大の時間に切り詰められます。

In:
period には非負の値を指定すること

Throws:
エラー時に SyncException

Returns:
タイムアウト前に待機が解除されれば true、そうでなければ false

void notify();
待機スレッド1つに通知を送ります。

Throws:
エラー時に SyncException

void notifyAll();
全ての待機スレッドに通知を送ります。

Throws:
エラー時に SyncException